高尿酸血症・痛風について 1

尿酸値の高い人ほど、メタボリックシンドロームと診断される人が多くなります。
85年から05年に始めて人間ドックを受けた7万人を調べたところ、尿酸値7.1以上では、2割の人がメタボリックシンドロームと診断されました。

つまり尿酸値の上昇は、メタボリックシンドロームを見つける目印になります。

この高尿酸血症というのは、尿酸値が、100ml中7mgを超えた場合を言います。
この高尿酸血症が長年続いた結果症状として表れるのが、痛風です。

高尿酸血症の原因
体内には常に1200mgの尿酸があります。毎日食品や体内合成によって作られ、便や尿の中に混ざり排出されます。毎日700mgが入れ替わりながら一定に保たれています。
しかし合成と排出とのバランスが崩れた時、高尿酸血症になります。

痛風はどんな人に多いのか。
95%が男性です。比較的几帳面で、行動的な人。仕事をばりばりやるタイプの人に多い。

食生活としては、飲酒量が多い。多食、肉類を好む人に多い。
最近では、30歳代で発病する人も増え、若年化の傾向があります。

高尿酸血症だとどうなるのでしょう。
始めは自覚症状はありません。しかし長年放置すると尿酸の濃度は増加し、深刻な状態を招きます。

痛風(関節炎)です。
痛風は、血液中で、尿酸が結晶となり関節などにとどまって起こる炎症です。急激に赤く腫れあがり、激しい痛みを伴います。
起こりやすい部位は、足の親指の付け根。通常左右どちらかです。他には、肘、膝、手指、アキレス腱などに起こることもあります。
発作は1週間位でおさまりますが、改善されなければ、必ず再発し、慢性化したり、関節の変形を起こします。

でももっと恐ろしいのは、長期に渡る全身的な合併症です。

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