ドロドロ血液、サラサラ血液 1

ドロドロ血液とは
赤血球、白血球、血小板、血漿成分の状態が悪くなって、血液の流れがサラサラと流れなくなる状態です。
血球成分同士がベタベタくっついたり、血漿成分の粘度が上がり、ネバネバになることです。

このドロドロ状態を決めているのが、総コレステロール値、LDL(悪玉)コレステロール値、HDL(善玉)コレステロール値、中性脂肪値、血糖値、尿酸値、血圧です。

コレステロールとは
コレステロールと聞くととても悪いイメージがあります。しかし細胞膜や血管壁の構成、ホルモンや消化を助ける胆汁酸の生成に関与している重要な物質です。
肝臓で作られたコレステロールを運んでいるのが、LDL(低比重リポタンパク)、HDL(高比重リポタンパク)です。
LDLはコレステロールを全身に運びます。HDLは余分なコレステロールを全身から回収します。
このことからコレステロールを配るLDLを悪玉、回収するHDLを善玉と呼ぶようになりました。

コレステロールが体内に増えると、これを全身に運ぶため、LDLも増え、ドンドン配達します。
血液中に余ったコレステロールはHDLが回収しようとしますが、回収しきれないと血液内にLDLコレステロールが余ります。
このLDLコレステロールが活性酸素により酸化し、この変性したLDLコレステロールが動脈壁に沈着、血管が狭くなります。これにより血流が悪くなるため、血液はドロドロ状態になります。

中性脂肪とドロドロ血液
食事から摂取した糖質、タンパク質、脂質はエネルギーとして消費されますが、残りがエネルギー源として中性脂肪に変換され、脂肪細胞や肝臓に蓄えられます。
食事からのエネルギー補給が出来なかったり、激しい運動などで、エネルギー不足になった時、この中性脂肪が遊離脂肪酸に分解され、エネルギーとして使われます。

食べ過ぎによる過剰なエネルギー摂取、運動不足でエネルギーが消費されないと、脂肪細胞に中性脂肪がドンドンたまり肥満になります。また血液内、内臓にも中性脂肪がたまります。これにより急性膵炎、痛風、脂肪肝といった臓器障害を起こします。また血液中に増えた中性脂肪により血液がドロドロ状態になります。
また中性脂肪値が上昇すると、HDLコレステロールが減少してしまうため、LDLコレステロールが回収されず動脈硬化も引き起こします。